[24日 ロイター] - S&Pグローバル・レーティングは24日、米デルタ航空<DAL.N>の債務格付けを「BBBマイナス」から「BB」に引き下げ、ジャンク級(投機的等級)とした。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた需要急減を理由に挙げた。

新型コロナによる旅行需要の減退を背景に、航空機製造のボーイング<BA.N>のほか、アメリカン航空<AAL.O>やルフトハンザ<LHAG.DE>など航空会社の格付けが、これまでに相次いで引き下げられている。

S&Pは、キャッシュフローの急減を見込み、デルタの流動性評価を「強い」から「適切」に引き下げた。デルタが打ち出した需要減への対応策は、売り上げの減少を補うには不十分との見方を示した。

ムーディーズで航空会社を担当するアナリスト、ジョナサン・ルート氏は電話で「これは(米国の航空会社が)これまでに経験したことのない事態だ」とし「金融危機や(対米同時多発攻撃が起きた)9月11日よりも、大きな圧力がかかっている」と指摘した。

デルタは20日、第2・四半期の売上高が前年同期から100億ドル(80%)減少すると予想。自社株買いや配当の停止、信用枠設定などの措置を発表した。