[シドニー 25日 ロイター] - 豪準備銀行(RBA、中央銀行)は25日、州と特別地域の政府が発行する債券を20億豪ドル(約12億米ドル)相当買い入れた。州・特別地域政府債を買い入れるのは、量的緩和(QE)開始後初めて。

対象は償還期限が2026年1月─2030年6月の債券。

豪政府は前日、新型コロナウイルス対策を強化し、住宅地の競売や一般公開を停止。州政府の歳入に打撃を与える可能性が出ている。

ANZのエコノミスト、デービッド・プランク氏は「州政府の収入に大きな影響が及ぶだろう。州の一部は、住宅販売に伴う印紙税に依存している」と指摘。「州・特別地域政府債は目先、スプレッドのボラティリティーがかなり高まることになる」との見方を示した。

中銀は国内の借り入れコストを抑える目的で20日に「無制限」の量的緩和策を開始して以来、130億豪ドル相当の国債を買い入れた。

中銀は別の発表文で、25日に24億豪ドルの流動性を金融システムに供給したと明らかにした。市中銀行が中銀に預ける超過準備額は過去最大の536億ドルに膨らんだ。

*内容を更新しました。