[ロンドン 24日 ロイター] - 英産業連盟(CBI)の調査によると、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、英国の製造業者の将来の見通しが、金融危機以降で最も悲観的になっている。

向こう3カ月間の製造業生産期待指数は3月にマイナス20となり、2月のプラス8から大きく落ち込んだ。

3月の製造業受注指数はマイナス29で、やはり2月のマイナス18から低下したが、ロイターがまとめたエコノミスト予想の中央値(マイナス35)は上回った。

CBIの副チーフエコノミスト、アンナ・リーチ氏は「今後数カ月は生産の減少が予想されるため、製造業者が必要な支援を得ることが今までになく重要になっている」と指摘した。

スナク英財務省は20日、企業が雇用を維持した場合に従業員1人当たり給与の80%(月額最大2500ポンド)分を補助金として支給するなどの包括的な企業支援策を発表した。

これについてリーチ氏は「英国の製造業部門がこの危機を最小限のダメージで切り抜けられるよう、すべての対策は絶えず点検する必要がある」と指摘した。

調査は2月25日━3月14日に288社の製造業者を対象に行われた。

ジョンソン英首相は23日、新型コロナの感染拡大に歯止めをかけるため、国民に自宅待機を要請。生活必需品を販売する店舗以外は営業停止を命じられた。