[ロンドン/モスクワ/ニューデリー 26日 ロイター] - 複数の業界筋は26日までに、サウジアラビアが余剰生産した原油の販売に苦戦していると明らかにした。新型コロナウイルスの世界的流行や海上運賃の上昇が背景。競合産油国の市場シェアを獲得する取り組みは順調とは言えないようだ。

英・オランダ系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.L>と米製油会社はサウジ産原油の購入を減らしている。フィンランドのネステも4月分は購入しておらず、インドの製油会社は受け取りの先延ばしを検討しているという。

石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国の協調減産をめぐる交渉はこのほど決裂。これを機にサウジは増産と輸出拡大を表明したが、新型ウイルスをめぐる世界的な対策で原油需要は急減し、石油会社は原油処理量を減らしている。

貿易関係筋によると、サウジ産原油の運賃が高いことも販売の足かせになっている。 サウジ政府は今月アラムコに対し、今後数カ月の原油生産を過去最高の日量1230万バレルで維持し、5月からの輸出量を日量1000万バレル超にするよう指示した。