[北京 30日 ロイター] - 中国政府は30日、国内初の不動産投資信託(REIT)の正式な市場を創設する計画を発表した。既に多額の債務を抱えた地方政府にこれ以上無理な投資をさせず、民間の貯蓄や資金をインフラ整備プロジェクトに呼び込む狙いだ。

新型コロナウイルスの感染拡大で痛手を受けた経済を立て直す切り札として、政府が力を入れているのがインフラ投資。ただこれまで国内の不動産セクターでは、REITに似た商品の相対取引しか認められていなかった。

正式なREIT市場が誕生することについて、中国中信資本(CITICキャピタル)のシニアマネジングディレクター、スタンリー・チン氏は、既存不動産の眠っている価値を引き出し、民間資金を中国の戦略的インフラに誘導するとともに、安定的なインカムを生む流動性の高い金融商品を投資家に提供する上で有益だと指摘した。

まずは試験段階として、国内のミューチュアルファンド運営会社が、倉庫や有料道路、空港、公益施設などの建設プロジェクトに投資するREITを立ち上げる。

中国国家発展改革委員会と中国証券監督管理委員会は共同声明で、新型コロナの流行で下押し圧力を受けている中国経済を再び活性化するために、REIT市場は役に立つと強調した。

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