[オスロ 1日 ロイター] - ノルウェーの政府系ファンド(SWF)、政府年金基金グローバルは、5月7日に開く英金融大手バークレイズ<BARC.L>の年次総会で、同社取締役会が提案している気候変動対策に賛成票を投じる方針を明らかにした。

バークレイズに対しては、責任投資原則(環境・社会問題・企業統治=ESGへの取り組みを重視すること)を提唱する英NGO「シェアアクション」や株主から気候変動問題への取り組み強化を求める圧力が高まっている。

対応策として取締役会側は、2050年までに温室効果ガスのネット排出量ゼロ(カーボンニュートラル)の銀行になることなどを盛り込んだ気候変動対策を打ち出した。

さらに温室効果ガス排出削減のための国際的枠組み「パリ協定」が掲げる目標に沿う形で金融サービスを改革するための戦略を策定し、毎年進捗状況を報告する。

バークレー提案に対して、同ファンドは声明で「全ての投資先企業に対し、事業活動およびバリューチェーンにおける温室効果ガス排出量の算出、開示および削減に関する戦略を透明にすることを期待する」と表明した。同ファンドは2019年末時点でバークレイズ株式の2.94%(約12億ドル相当)を保有している。

一方、シェアアクションはバークレイズに対し、温室効果ガスの排出量を回収事業によってネットでゼロにするだけでは不十分で、排出している企業への融資を打ち切るべきだと要求、同総会に独自案を提出しており、投資家らにも支持を呼び掛けている。