[ソウル 4日 ロイター] - 韓国の資産運用大手ミレーアセット・グローバル・インベストメンツは4日、中国の安邦保険集団から15の米ホテル資産を58億ドルで取得する合意を破棄したと明らかにした。

安邦側が合意に関する一部義務への違反を是正しなかったことが破棄の理由とした。

ミレーアセットが主導するコンソーシアム(企業連合)は昨年、ニューヨークやサンフランシスコ、ロサンゼルスなどのホテルを安邦から取得することで合意した。安邦は2018年に中国政府の公的管理下に入り、一部海外資産の売却を進めていた。

ミレーアセットによると、安邦は米国で先週、ミレーアセットとその関連会社を相手取って訴えを起こした。ミレーアセットは安邦の主張を否定し、「合意にしたがってわれわれの権利を断固として守る」と表明した。

新型コロナウイルスの流行により資産価値が影響を受け、事業や資金調達の見通しが不透明になる中、企業のM&A(合併・買収)が白紙となるケースが出ている。