[ベルリン 4日 ロイター] - IHSマークイットが発表した4月のドイツ製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は34.5と、2009年3月以来の低水準となった。新型コロナウイルス感染拡大による需要減を受け、生産の指数は1996年の集計開始以来の最低に落ち込んだ。

PMIは3月の45.4から大幅に低下したが、速報値の34.4からは若干上方修正された。PMIは50が景況感の改善と悪化の分かれ目。

IHSマークイットのエコノミスト、フィル・スミス氏は「欧米向けの輸出需要が総崩れとなり、サプライチェーンの問題が山積する中、多数の製造業者が一時的に工場を閉鎖あるいは勤務時間を短縮したため、生産が急減した」と指摘。

足元で工場の操業を再開する動きは広がっているが、需要状況やサプライチェーンへの影響がどれだけ長く続くかについては不透明感がなお強いとした。

独政府は企業による大規模な解雇を防ぐため、労働時間を削減された労働者の給与の一部を補填している。

同制度には4月13日までに75万人が申請しているが、PMI調査によると、企業による人員削減のペースを鈍化させる効果は表れておらず、雇用の指数は2009年5月以来の水準に低下した。