[ワシントン 4日 ロイター] - 米商務省が4日発表した3月の製造業新規受注は前月比10.3%減と、予想の9.7%減を超え、1992年の統計開始以降最大の落ち込みとなった。新型コロナウイルス感染拡大で供給網のほか輸出が阻害される中、今後一段の悪化が予想されている。

2月の製造業新規受注は0.1%減と、速報値の横ばいから下方修正された。3月の製造業新規受注は前年同月比では2.8%減少した。

3月は受注残が2.0%減、在庫が0.8%減、出荷が5.2%減。

民間設備投資の先行指標とされる、資本財から国防関連と航空機を除くコア資本財受注は0.1%減。速報値は0.1%増だった。

国内総生産(GDP)統計で企業設備投資の算出に使われるコア資本財の出荷は0.2%減。速報値から改定はなかった。

部門別の新規受注は輸送機器が41.3%減。民間航空機・部品が296.2%減少したことが響いた。船舶は65.3%減、自動車・部品は6.7%減。一方、国防航空機・部品は63.7%増加した。

機械は0.5%減、電機・家電は0.8%増。

ムーディーズ・アナリティックス(ペンシルベニア州)のシニアディレクター、ライアン・スイート氏は「年前半の製造業を巡る状況が厳しいものになることは間違いない。新型コロナの影響で世界中のサプライチェーン(供給網)が大幅に寸断されている」と述べた。

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