[ワシントン 5日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は5日、新型コロナウイルス流行が和らいだ場合の米経済回復のペースや状況は、依然として不確実性が高く、地域によって異なるとの見解を示した。

総裁は米経済回復について「多様な可能性がある」と指摘。まずは感染率の安定化にかかっているとした。

また「現段階で不確実性の程度を推し量ることは非常に難しい。多くの地域でV字回復を達成することは非常に困難だ」とした上で、地域ごとに経験や脆弱性が異なり、回復の状況も地域によってさまざまだろうと述べた。

その上で、回復が確実に全ての所得層、人種に幅広く行き渡るようにする必要があると指摘。「必須とされる多くの職業の賃金は低い。自分自身をリスクにさらした人たちが、危機終息後に顧みられることがなくなる事態を防ぐために、全体として何ができるか考えておく必要がある」と述べた。

政府の給与保護プログラム(PPP)は中小企業に対する適切な支援につながっているかとの質問には、同プログラムは議会が迅速な実施を主眼に置いて策定したとし、この件に関する討議は議会で行われるべきとしながらも、「一段のことを実施する余地はある」と述べた。