[上海 7日 ロイター] - 中国は7日、外国人投資家が中国本土の株式や債券に投資する際の資格制度である適格外国機関投資家(QFII)と人民元適格海外機関投資家(RQFII)の投資枠撤廃に向けた規則をまとめ、国内金融市場の開放をさらに進めた。

新たな規則では外国人投資家は投資枠を申請する必要がなくなる。

中国はこのところ新型コロナウイルスの発生源を巡り、米国との関係が悪化している。

上海を拠点とするコンサルタント会社Zベン・アドバイザーズのマネジングディレクター、ピーター・アレクサンダー氏は、米政府が米機関による人民元資産への資本割り当て抑制を目指す中、中国は登録ベースの市場アクセスに関する規制を大幅に緩和しようとしていると指摘した。

中国人民銀行(中央銀行)と中国国家外為管理局(SAFE)は共同声明で、規則の変更について「中国の金融市場をさらに開放する」ことが狙いと説明。市場への外資参入を一段と促すため、送金や資金の本国還流(リパトリエーション)、外国為替に関する管理要件を簡素化するとした。

新規則は6月6日に発効する。

中国は金融規制緩和の一環として、2002年にQFII、2011年にRQFIIを導入したが、両制度は、より規制が緩い株式・債券相互接続制度など最近導入されたクロスボーダー取引プログラムと比べ見劣りしていた。

SAFEによると、4月末時点のQFII制度の投資認可額は総額1146億6000万ドルで、UBS<UBSG.S>やゴールドマン・サックス<GS.N>、BNPパリバ<BNPP.PA>など300社近い外国機関投資家が同制度を利用している。