[アムステルダム 8日 ロイター] - オランダの大手銀行INGグループ<INGA.AS>が発表した第1・四半期決算は、税引き前利益が前年同期から35.7%減少した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を想定し貸倒引当金などを積み増したことが背景。

第1・四半期の税引き前利益10億2000万ユーロ(11億1000万ドル)。リフィニティブが集計したアナリストの予想(5億4900万ユーロ)は上回った。

貸倒引当金は6億6100万ユーロで、前年同期の2億0700万ユーロから増加。

INGは、大半の市場で新型コロナの影響が3月中旬までに出始めたと指摘。ハマーズ最高経営責任者(CEO)は「新型コロナのパンデミックは世界中の社会や経済に深刻な影響を与えており、しばらく続くとみられる」と述べた。

原油価格急落に伴い米国の融資債権に約4100万ユーロの引当金を計上。新型コロナ感染防止のための封鎖措置によるマクロ経済情勢の悪化に対し2億0600万ユーロを引き当てた。

主力のオランダ、ベルギー、ドイツのリテール事業は改善した。一方、ホールセール事業は減損が響き業績が悪化した。

コアの融資は123億ユーロ増加。預金額は92億ユーロ増加した。

純利ざやは1.51%で、2019年第4・四半期の1.57%から低下した。