[ベルリン 8日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が発表した3月の貿易統計によると、輸出は季節調整済みの前月比11.8%減と、現行方式で統計を取り始めた1990年以降で最大の落ち込みを記録した。新型コロナウイルス危機で需要が減少した。

輸入は5.1%減少。貿易収支は128億ユーロ(138億8000万ドル)の黒字で、黒字幅は、下方修正された2月の214億ユーロから縮小した。

ロイターが集計したエコノミストの予想は輸出が5%減、輸入は4%減で貿易黒字は189億ユーロだった。

ドイツ政府は、新型コロナの経済的打撃に対応し7500億ユーロ規模の対策を打ち出しているものの、輸出依存度の高い同国経済について、第2次世界大戦後最大の縮小を予想している。

エコノミストは、景気が回復するにしてもペースは緩やかで、欧州諸国や中国、米国といった貿易相手国がどれだけ早期に危機を脱するかに依存するところが大きいと指摘する。

バンクハウス・ランペのアレクサンダー・クルーガー氏はノートで「新型コロナ危機の間、輸出セクターにとって世界経済の相互依存は致命傷になる」と述べ、最悪局面はこれからやってくると指摘した。