[上海 11日 ロイター] - 中国汽車工業協会(CAAM)が公表した統計によると、4月の自動車販売台数は前年同月比4.4%増の207万台だった。前年比でプラスとなるのは2018年6月以来約2年ぶり。経済活動が再開し始め、新型コロナウイルスに関連した移動制限が緩和されたことを受け、ショールームに来訪する顧客が増えた。

ただ、CAAMは通年見通しについて、新型コロナ流行が続けば最大で25%減少する可能性があるとした。たとえ流行を効果的に抑えたとしても今年の自動車販売は15%減少する見込みだという。2019年の中国自動車販売台数は2500万台超だった。

今年3月は43%減、2月は79%減だった。

新エネルギー車(NEV)の4月販売は10カ月連続で減少し7万2000台。NEVにはバッテリー式電気自動車、プラグインハイブリッド車、水素燃料電池車が含まれる。

CAAM幹部の許海東氏は「4月販売の反転増加は予想に届かなかったものの、向こう2カ月で増加幅は拡大するだろう」とし、ロックダウン(都市封鎖)措置がさらに緩和される中で抑えられていた需要が顕在化するためだと説明した。

4月はフォルクスワーゲン<VOWG_p.DE>と日産自動車<7201.T>の中国販売がプラス成長。ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>の中国合弁は2桁の伸びとなった。

別のCAAM幹部によると、中国の今年の自動車輸出は2019年の約100万台から20万台減少する見込み。新型コロナで世界的に需要が減少するため。

*内容を追加しました。