[ワシントン 11日 ロイター] - ムニューシン米財務長官は11日、米政府が低金利で長期の借り入れを計画しており、国債を買い戻す必要はないとの認識を示した。

ムニューシン長官はCNBCに対し「極めて低い水準にある金利が、米政府の支出に不安を感じていない理由の一つだ。米政府は長期金利を巧みに利用する」と語った。さらに低金利で全ての債務を借り換える方針としたほか、「国債買い戻しの必要はなく、大規模な好機が存在すると考える」とした。

米財務省は先週、政府の新型コロナウイルス対策に必要な資金調達に向け、四半期定例入札(クォータリーリファンディング)で発行する国債の規模を960億ドルに引き上げ、20年債を新たに発行すると発表した。

ムニューシン長官は、財務省がより期間の長い国債の発行も検討したものの、20年債により旺盛な需要があると判断したと述べた。

4月に14.7%悪化した米失業率については、現状下で通常の経済モデルに基づき今後の動向を見通すことは困難で、5月にさらに悪化するかは不明とした。同時に「夏にかけ経済活動が再開するに伴い、失業率が改善すると予想する」と述べた。