[アムステルダム 26日 ロイター] - オランダ政府は26日、新型コロナウイルスの流行で打撃を受けている航空大手エールフランスKLM<AIRF.PA>のオランダ子会社KLMに対し、34億ユーロ(38億1000万ドル)の金融支援を行うと表明した。

フクストラ財務相によると、内訳は24億ユーロが政府保証の銀行融資、10億ユーロが直接融資。[nL4N2E23VH]

フランス政府も4月、エールフランスに対する70億ユーロの支援策を発表している。

同相は会見で「KLMとエールフランスが経済で担っている重要な役割を継続するために支援が必要だ」と説明した。

パイロットは最大20%減給となる。会社全体でもコストを15%削減する。人員削減に関する発表はなかったが、同相はある程度の削減は避けられないとの認識を示した。KLMの従業員は約3万人。

KLMに対する支援には欧州連合(EU)の承認が必要。

オランダ議会は公的資金を投入する条件として、夜間のフライトの削減や2030年までに二酸化炭素排出量を50%削減することを求めている。

政府は、公的資金がオランダ事業のみに利用されていることを確認するため、KLMの取締役会に代表を1人派遣する。

フランス、オランダ両国はエールフランスKLMの経営方針を巡って対立。オランダ政府は昨年3月、同社株14%を取得した。フランス政府も同社株14%を保有している。