[フランクフルト 26日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は26日、ユーロ圏経済について、新型コロナウイルスに伴う経済危機の最悪期は「おそらく過ぎた」と発言する一方、回復状況はまだら模様になるとの見通しを示した。

総裁はオンライン・イベントで「おそらく底は過ぎた。もちろん、深刻な第2波が起きる可能性はあり、少し不安を感じながらこの発言をしている」と述べた。

その上で、回復状況は「まだら模様」で「不完全」かつ「変形する」と警告。空運やエンタテインメントといった産業では一部企業が回復せず、一方でその他の産業はより力強く復活する可能性があることを意味すると述べた。

また、ラガルド総裁はECBの金融刺激措置に対してドイツの裁判所が異議を唱えていることに触れ、ECBは「釣り合いの取れた」対応をしていると指摘した。

フィンランド中銀のレーン総裁も同調し、こうした措置をやめるかどうかを決断する際、ECBは後悔するよりも用心したほうが良いと付け加えた。

レーン総裁は、ECBが2011年に時期尚早の利上げを2度実施し、ユーロ圏の債務危機を悪化させたことに言及した。

*内容を追加しました。