[東京 29日 ロイター] - 武田薬品工業<4502.T>は29日、スイスの製薬大手ノバルティス<NOVN.S>が欧州におけるドライアイ治療薬「シードラ」の販売許可申請を取り下げたことに関連し、2021年3月期第1・四半期の営業利益に約2億ドルの損失影響が発生する見通しであることを明らかにした。

武田薬は2019年5月に、シードラ事業を最大53億ドルでノバルティスに売却すると発表。武田はノバルティスから34億ドルの一時金を現金で受け取るとともに、一定の販売実績に基づく目標達成報奨金最大19億ドルを追加で受け取ると明らかにしていた。

しかし、ノバルティスが欧州におけるシードラの販売許可申請を取り下げたため、最大で合計19億ドルの目標達成報奨金を受領する可能性があることは変わらないものの、特定の販売実績に基づく目標達成報奨金受領の見込みは低下したものと判断し、再測定の結果、2021年3月期第1・四半期の営業利益に対する損失影響を約2億ドルと見積もった。

実際の計上額は四半期決算手続きを経て確定するため、増減する可能性があるとしている。