[ワシントン 6日 ロイター] - 世界銀行のマルパス総裁は、世銀と国際通貨基金(IMF)の10月の年次総会をオンラインで開催すると表明した。新型コロナウイルスの世界的大流行を受けた措置。加盟国宛ての書簡で明らかにした。

マルパス氏はまた、理事会への新たな理事選出を検討している国々に対し、性別多様性を考慮するよう促した。同氏によると、現在は25人の理事のうち、女性は5人にとどまっている。

マルパス氏は、新型コロナによる経済的影響への対応や途上国の回復支援に世銀として取り組む姿勢も強調。「新型コロナ危機と経済活動の停止は、近年実現してきた発展を大きく後退させ、数億人の人々を再び貧困に陥れる恐れがある」と警鐘を鳴らした。

その上で、世銀は100カ国以上で医療関連の緊急支援を承認し、途上国の民間部門に対し運転資金や貿易金融を提供していると指摘。

世銀の2020年度融資承認額は監査前の暫定ベースでおそらく約740億ドルと、19年度から大幅に増加する見通しとし、21年6月末までの15カ月間の融資総額は最大で1600億ドルに達するとの見方を示した。

最貧国の債務問題を巡っては、20カ国・地域(G20)が年内の返済猶予で合意しているが、マルパス氏は一段の取り組みが必要だとの考えをあらためて示した。

*内容を追加しました。