[ワシントン 16日 ロイター] - 米民主党の大統領候補指名が確実なバイデン前副大統領など著名人のツイッターアカウントが乗っ取られた事件で、米連邦捜査局(FBI)のサンフランシスコ支部は16日、捜査を開始したと発表した。

FBIは声明で「これらのアカウントは、仮想通貨の詐欺を繰り返す目的で不正侵入されたようだ」と指摘。

その上で、市民に対し、この問題に関連し、仮想通貨などは送金せずに詐欺被害を回避するよう訴えた。「同捜査は進行中のため、現時点でこれ以上のコメントはしない」とした。

短文投稿サイトのツイッター<TWTR.N>は前日、ハッカー集団が同社のシステムに不正侵入し、バイデン氏のほか、オバマ前大統領や米電気自動車大手テスラ<TSLA.O>のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)など著名人のアカウントを乗っ取ったと発表。これを受け、ツイッターの株価は1.3%下落した。

犯人側が不正侵入後に個人メッセージを閲覧したかは不明。

ツイッターは、内部システムへのアクセス権限を持つ従業員が攻撃を受け、このアクセス権限が悪用されてアカウントが乗っ取られたと発発表。調査に伴い多数の認証済みアカウントから一時的にメッセージを送信できないようにする異例の措置を取った。

犯人らは乗っ取ったアカウントを通じて、仮想通貨のビットコインなどの送金を要求。公表されているブロックチェーン(分散型台帳)の記録によると、犯人側は既に10万ドル以上に相当する仮想通貨を受け取ったとみられている。

*内容を追加しました。