[東京 3日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は急反発。一時、前週末比で500円を超す上昇を記録した。前週末の米国株式市場が上昇したことが好感されたほか、外為市場でドル/円が105円台後半まで円安に振れたことが、市場に安心感をもたらした。物色面では引き続き、直近の決算発表で内容の良かったものを買う動きが目立つ。

前週末の米国株式市場は上昇し、ダウ平均株価<.DJI>は114ドル高で取引を終えた。大手ハイテク企業の好決算を手掛かりに買いが先行。ただ、新型コロナウイルス追加対策法案の行方を巡り、不透明感が根強い中、上値の重い展開になった。

依然として、新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感が強いものの、もうひとつの懸念材料だったドル/円相場の円高一服が支援材料となっている。「このまま円高に進めば、さらに状況は悪化した。しかし、国内企業の企業買収・売却が為替相場に大きな影響を及ぼすなど、最近の円高が需給要因によってもたらされたとの印象を強めたことで、急速に安心ムードが広がった」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)という。

一方、市場では「前週末が下げ過ぎとの見方があったため、買い直されている格好だが、自律反発の域は出ていないようだ」(国内証券)との指摘もあった。

TOPIXは5日ぶりに反発。東証33業種では、空運業を除く32業種が上昇。海運業、水産・農林業、情報・通信業などの上昇が目立つ。東証1部の売買代金は、2兆3748億1000万円だった。

個別では、トヨタ自動車<7203.T>、キヤノン<7751.T>、ソニー<6758.T>など輸出関連株が堅調だったほか、ソフトバンクグループ<9984.T>も上昇。ファーストリテイリング<9983.T>も高いが、米コンビニ買収を発表したセブン&アイ・ホールディングス<3382.T>が年初来安値を更新した。

東証1部の騰落数は、値上がりが1736銘柄、値下がりが398銘柄、変わらずが38銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      22195.38 +485.38

寄り付き    21947.58

安値/高値   21919.83─22214.59

TOPIX<.TOPX>

終値       1522.64 +26.58

寄り付き     1510.23

安値/高値    1508.13─1523.04

東証出来高(万株) 132265

東証売買代金(億円) 23748.10