[4日 ロイター] - 東南アジア株式市場の株価は軒並み反発して引けた。ジャカルタ市場やマニラ市場は1%超上昇。米国の経済指標が堅調だったことを受け、投資家心理が世界的に改善した。

オアンダのシニア市場アナリスト、ジェフリー・ハリー氏は、前日に両指数が4%近く下落していたため、安値拾いの買いが入ったとの見方を示した。

クアラルンプール市場の総合株価指数KLCIは一時1%超下落していたものの、引けにかけて下げ幅を縮め、0.21%高で取引を終了した。手袋製造大手ハルタレガ・ホールディングス<HTHB.KL>が決算を公表した後、下落したことが重しとなっていた。

中国株式市場は小幅続伸。資産運用関連規制の導入が延期されたことを受け、銀行株が上昇した。ただ、米中関係緊張への懸念はくすぶっている。

資産運用ルール導入を21年末まで先送りすることについて、中国人民銀行(中央銀行)は、新型コロナウイルス危機で打撃を受けている金融機関の負担を和らげるとしている。

CSI銀行株指数<.CSI000951>は2.6%高。成都銀行<601838.SS>は10%高。

香港市場は反発。ハイテク株が堅調で4日ぶりの上昇となった。

ハンセンテック指数<.HSTECH>は2%高。中国本土からの買いで美団点評<3690.HK>は過去最高値で引け。

ハンセン指数に今月組み入れられる可能性から、アリババ<BABA.N><9988.HK>、美団点評、シャオミ(小米集団)<1810.HK>などのハイテク株が上昇した。

ゴールドマン・サックスは前月30日、ハイテク株指数に今後5年間でパッシブ運用資金が250億ドル流入する公算を示した。

米ナスダック指数の最高値更新も支援材料。ただ米中関係の緊張から慎重姿勢も引き続きみられる。

シドニー株式市場は2週間ぶりの大幅高となった。前日の米国市場でハイテク株主導で株価が上昇した流れを引き継いだ。米国の経済指標が堅調だったことも好感された。  

S&P/ASX200指数は前日終値比1.88%高の6037.6で終了。ハイテク株やエネルギー株、金融株が高かった。  

米供給管理協会(ISM)が発表した7月の米製造業景況指数は1年超ぶりの伸びとなった。  

IGオーストラリアのアナリスト、カイル・ロッダ氏は「中国が3日に公表した好調な経済指標に続き、米国の堅調な指標を受け、世界の景気は依然回復基調にあると改めて確認された」と話した。  

中国の7月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は約10年ぶりの高水準となった。  

一方、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)はこの日、政策金利を過去最低の0.25%に据え置くことを決定し、景気回復は難航するとの見通しを示した。同国ビクトリア州では新型コロナウイルス感染拡大に伴う封鎖措置が講じられている。  

国内小売売上は4─6月期、20年ぶりの大幅減となった。  ロッダ氏は「前日の海外での一部前向きなニュースが国内の話題よりも材料視されたが、今後は封鎖措置やその影響で値動きが激しくなる可能性がある」との見方を示した。  

ハイテク株指数<.AXIJ>は3%超高。アフターペイ<APT.AX>は6%超上昇した。  

エネルギー株指数<.AXEJ>は2.6%高。原油高などを背景に、サントス<STO.AX>が4.7%上昇した。  

金融株指数<.AXFJ>は2%高。4大銀行は1.7%─2.3%高だった。

ソウル株式市場は約2年ぶり高値で引けた。堅調な米経済指標に加え、米国で追加景気対策案に向けた与野党の交渉が再開されたことも支援した。

総合株価指数(KOSPI)は2018年10月2日以来の高値。

サムスン電子<005930.KS>は一時2.3%高となり、全体の指数の上げを主導。前日の米国市場でハイテク株中心のナスダック総合指数<.IXIC>が上昇した流れを引き継いだ。

 外国人投資家は582億ウォン(約4876万ドル)相当の売り越し。

 出来高は7億1256万株。取引された900銘柄のうち、上昇は672銘柄。

(リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)