[北京 6日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は6日に公表した第2・四半期の金融政策報告書で、穏健な金融政策を一段と柔軟に、かつ目標を絞った形で運営すると同時に、景気支援に向け潤沢な流動性を維持する方針を示した。

人民銀は、マネーサプライと社会融資総量の妥当な増加を維持するほか、銀行が確実に融資需要に対応できるようにすると表明。「多岐にわたる金融政策手段を包括的に利用し、革新していく。潤沢な流動性も維持する」とした。

金融政策の強さ、およびペースは、新型コロナウイルスの制御状況のほか、経済、財政状況次第となるとも表明した。

このほか、マクロ・レバレッジ比率(マクロ全体の債務水準)について、景気刺激策の導入を受け上昇が容認された後は徐々に妥当な水準に戻ると予想。人民銀当局者はこれまでに、同比率が第1・四半期に14.5%ポイント上昇したことを明らかにしている。

不良債権については、新型ウイルス感染拡大による危機を受け増加する恐れがあると指摘。商業銀行は不良債権を巡る検査を行い、緊急対策を策定するよう要請されているとした。

また、地価、住宅価格、不動産市場の期待を安定化させるとし、住宅市場を短期的な刺激策の手段として利用することはないと表明した。