[ニューヨーク 12日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルがおおむね下落。追加の新型コロナウイルス経済対策を巡る協議の停滞が足かせとなった。一方、対円では上昇し、3週間ぶりの高値を付けた。

7月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.6%上昇と、市場予想(0.3%上昇)を上回る伸びとなった。財やサービスの価格が上昇し、基調的なインフレ率の伸びは29年半ぶりの大きさとなった。

こうした中、コロナ追加対策を巡って、ムニューシン財務長官は協議が合意に至らない可能性があると示唆。民主党のペロシ下院議長は政権と民主党との間に「大きな隔たり」や「亀裂」があるとし、政権側に「中間地点で折り合いを付ける」用意が整うまで「交渉の席につく意味はない」と表明した。

ケンブリッジ・グローバル・ペイメンツ(トロント)のチーフ市場ストラテジスト、カール・シャモタ氏は「コロナ対策を巡る協議の停滞は米経済の成長見通しを下押ししており、市場は対策規模が縮小されると見込んでいる」と述べた。

ドルは通貨バスケット<=USD>に対し0.3%安の93.418。

ドル/円<JPY=>は0.4%高の106.86円。米国債利回りの上昇に伴い、日本国債からの乗り換えの動きが見られるという。

ユーロ/ドル<EUR=>は0.4%高の1.1790ドル。7月初め以降では5.4%値上がりしている。前出のシャモタ氏は「3カ月物金利で見ると、ユーロはドルを上回っており、これがユーロの買いにつながっている」と指摘した。

ドル/円 NY終値 106.89/106.93

始値 106.84

高値 107.01

安値 106.69

ユーロ/ドル NY終値 1.1782/1.1786

始値 1.1778

高値 1.1814

安値 1.1757

(表はリフィニティブデータに基づいています)