[東京 30日 ロイター] - 麻生太郎財務相は30日、企業の内部留保が積み上がる現状について、希望的観測と前置きした上で、「もう少し設備投資や給与に回ってもいい」との認識を示した。

同日午前の閣議後会見で語った。

財務省が同日発表した2019年度の法人企業統計によると、内部留保に当たる利益剰余金は475兆円余りとなり、8年連続で過去最高を更新した。これに関して麻生氏は「(内部留保が積み上がる流れは)特に変わりないが、利益が出た分が労働分配率を上げることになっていない。もう少しそこらは上げることを考えてもいいのではないか」と国会内で記者団に述べた。

一方、内部留保の厚みがコロナ禍の直撃を「結果論として耐えるだけの体力につながった」との見方も併せて示した。

(梶本哲史、日本語記事執筆:山口貴也 編集:山川薫)