[上海 30日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は30日、1年物中期貸出制度(MLF)を通じ2000億元(304億2000万ドル)を供給した。

トレーダーやアナリストは、最近相次いだ債券デフォルトによる市場の動揺を落ち着かせるための動きとみている。

金利は2.95%で変わらずだった。

また、リバースレポを通じて30日に1500億元も供給するとしている。

30日に満期を迎えるMLF融資はない。人民銀は11月16日にMLFを通じて8000億元を供給していた。

12月に満期を迎えるMLF融資に充てるため12月15日にもMLFオペを実施すると発表。ただ、規模は市況により判断するとしている。

ある外資系銀行のトレーダーは、「きょうのMLF資金供給は誰も予想していなかった。人民銀行は11月中旬のオペは単発のロールオーバーと言っていた」と述べた。

香港のみずほ銀行の首席アジア外為ストラテジスト、ケン・チュン氏は、資金供給は驚きだったが、最近の債券デフォルトを受けた規制当局の動きに追随しているとの見方を示した。

「国有企業のデフォルトが市場に大きな影響をもたらしたため、人民銀行は今後年末に向けた資金需要の高まりに対応しなければならない」と述べた。

*内容を追加し、写真をつけました。