[フランクフルト 3日 ロイター] - ドイツ連邦銀行(中央銀行)は3日、今年の利益の政府納付を見送ると発表した。金利上昇や買い入れ債券に損失が生じた場合に備え、引当金を積み増すという。同行が納付を見送るのは1979年以来、およそ40年ぶり。

欧州中央銀行(ECB)の金融緩和策の下、新型コロナウイルス対策として独連銀は債券買い入れを拡大しており、連銀内部では最近の金利上昇によってバランスシートが毀損するとの懸念が浮上している。

これを受けて独連銀は、金利上昇リスクを緩和するため、引当金を24億ユーロ積み増して188億ユーロとした。

ワイトマン総裁は、引当金を高水準とすることが、独連銀がバランスの取れた2020年度決算を行い、利益の政府納付を見送る主な理由だとした。また、今年もさらに引当金を積み増す方針を示した。