[ニューヨーク 3日 ロイター] -

終盤のニューヨーク外為市場ではドルが上昇。米経済の底堅い成長を織り込む動きとなった。一方、円は一時107円台前半に値下がりした。

ウエスタンユニオン・ビジネスソリューションのシニア市場アナリスト、ジョー・マニンボ氏は「米経済の回復と低迷する欧州との成長格差に市場は注目している」と述べた。

2月のユーロ圏の総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は48.8と、好不況の分かれ目となる50を大きく下回った。新型コロナウイルスの流行で引き続きサービス業が打撃を受けており、ユーロ圏経済が二番底を付けるのはほぼ確実とみられている。

こうした中、2月のADP全米雇用報告は、民間部門雇用者数の伸びが11万7000人と予想に届かなかった。ただ、前出のマニンボ氏は5日発表の雇用統計で底堅い内容が予想されると指摘。2月の雇用統計は、非農業部門雇用者数の伸びが18万人と、前月の4万9000人から拡大すると見込まれている。

ドルは通貨バスケットに対し0.14%高の90.924。ユーロ/ドルは0.19%安の1.2068ドル。米国債利回りが上昇したこともドルを支えたとみられる。

円相場は下落が継続し、対ドルで一時107.15円と、昨年7月23日以来の安値を付けた。シティのテクニカルアナリストは、4日に予定されるパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の講演後に米国債利回りが低水準で安定すれば、円相場は強含む可能性があると指摘。106.11─106.22円もしくは105.33─105.44円を付けるかもしれないと予想した。

豪ドルは0.4%安の0.7788ドル。先週は0.8007ドルと3年ぶり高値を付けていた。

*表のレートを更新しました

ドル/円 NY終値 106.99/107.02

始値 106.99

高値 107.15

安値 106.81

ユーロ/ドル NY終値 1.2062/1.2066

始値 1.2061

高値 1.2080

安値 1.2044

(表はリフィニティブデータに基づいています)