[シドニー 30日 ロイター] - 豪連邦統計局が30日発表した第3・四半期の経常収支は239億豪ドル(170億7000万米ドル)の黒字と、主要な輸出品であるコモディティー(商品)の価格上昇や堅調な出荷を背景に過去最高となった。ただ、黒字幅は市場予想の278億豪ドルには届かなかった。

国内では新型コロナウイルス流行に伴うロックダウン(都市封鎖)が敷かれていたが、好調な輸出が経済的な緩衝材となった。

第2・四半期の経常黒字は229億豪ドルに上方改定された。

連邦統計局は純輸出が国内総生産(GDP)を1%ポイント前後押し上げたと推計。第3・四半期の内需がロックダウンの打撃を受けたことを考慮すると、外需が良いタイミングでこの打撃を和らげた形だ。

また、統計局がこの日発表した第3・四半期の政府支出は、インフレ調整後で前期比3.6%増の1148億豪ドル(820億1000万米ドル)となった。

家計や企業がコロナロックダウンの影響を受ける中、政府が刺激策を拡大し、経済成長への追い風となった。

固定資産投資は1.7%減の283億豪ドルだった。

統計局は、政府支出が第3・四半期のGDPを約0.7%ポイント押し上げたと推計している。

第3・四半期のGDPは12月1日に発表される。アナリストの予想値は2.7%縮小となっている。