中印の国境紛争、BRICS首脳会議に影

中印の国境紛争、BRICS首脳会議に影

[北京 3日 ロイター] - 中国とインドの国境紛争が再燃する中、中国の習近平国家主席は9月上旬に福建省で開くBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国)首脳会議で、インドのモディ首相と気まずい対面を迫られそうだ。

外交官らによると、中国政府は首脳会議の前に国境紛争を解決できるよう望んでいる。いかなる障害も取り除いて、同会議を新興国間の協力と友好の舞台として演出するためだ。

ただ、それは難しいかもしれない。中国は2日、中国領に不法に越境してきたインド軍について、インドが「でっちあげ」の言い訳をしていると強い調子で非難。「中国は正当で合法的な権利と利益を守るため、必要なすべての措置を取る」(外務省)と強調した。

中印の軍隊は、中国とインド、ブータンが国境を接するドクラム地区でにらみ合いを続けている。

インドも、係争地での中国による道路建設が現状の変更につながるとの主張を繰り返し表明。同国外務省は2日夜に発表した声明で「インドは、中国との国境地帯での平和と安定が、中国との二国間関係の円滑な発展にとって重要な前提条件だと考えている」と指摘した。

両国の協議は水面下で行われているが、ほとんど進展していないもようだ。

BRICS首脳会議で事情に詳しい北京の関係筋は「両国のメディアが事態を煽っていることが問題だ。中国もインドも後に引けなくなっている」と語った。

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