政情混乱のベネズエラ、不安定な為替相場で物価高騰に拍車

政情混乱のベネズエラ、不安定な為替相場で物価高騰に拍車

[プントフィホ/カラカス 9日 ロイター] - 政情の混乱が続くベネズエラの為替相場が極端な変動をみせる中、国内では店舗オーナーが大急ぎで商品価格を引き上げ、消費者は価格の高騰に頭を悩ませている。

米ウェブサイト「ダラートゥデイ」によると、先週、闇市場でベネズエラ通貨ボリバルは約70%暴落。今週に入ってからは1ドル=約1万0387ボリバルまで戻したものの、輸入品価格は既に調整され、ベネズエラ国民を直撃している。

パラグアナ半島の都市プントフィホで食品を購入するための列に並んでいた主婦のセノビア・ゴンザレスさん(64)は「数日前に8000ボリバルだったコメはそもそも高価だったが、今では1万7000ボリバルとなっている」と嘆く。

ベネズエラの最低賃金は月9万7531ボリバルで、並行為替レートで1日あたり1ドルにもならない。マドゥロ政権が度々引き上げているにもかかわらず、中南米で最も低い水準となっている。

左派政権は調査官を派遣して物価の上昇を抑えようとしているが、あまり効果を上げていない。

パラグアナ半島のモールで家電を販売するビクトル・モレノさんは「価格を調整しなければ、店を閉じ、従業員を解雇してどこかに勤めるか、この国から出て行かなければならない」と話す。

野党連合が過半を占める議会は9日、今年1─7月のインフレ率が248.6%だったと発表。中銀は数字が悪化し始めて以降、約2年にわたって公式のインフレ指標を公表していない。

多くのベネズエラ国民はボリバルの下落を恐れている。ボリバルは既に過去3年で99%以上も減価している。

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