英中銀総裁、メイ首相の離脱合意案を支持

英中銀総裁、メイ首相の離脱合意案を支持

[ロンドン 20日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀)のカーニー総裁は20日、メイ首相と欧州連合(EU)がまとめたEU離脱合意案は英国の円滑なEU離脱に資するとして支持を表明した。

カーニー総裁は議員らに対し「われわれは、現在の取り決めと最終的な取り決めとの間に一定の移行期間を設けることの重要性を最初から強調してきた」と指摘。そのうえで「離脱合意における移行期間に関する取り決めを歓迎する。そして移行期間延長の可能性に注目している」と述べた。

カーニー総裁は、移行期間が設定されなければ英経済は「大きなマイナスの衝撃」を受けるとし、「先進国経済が大きなマイナスの衝撃を受けるのは極めて異例の事態となる。少なくとも(石油ショックに見舞われた)1970年代までさかのぼらなくてはならない」と述べた。

その上で、経済がEU離脱により衝撃を受けた場合、中銀にできることは限定されると指摘。条件などで合意できないままEUを離脱した場合、中銀が利下げで対応すると想定してはならないと改めて強調した。

また中銀が予定している英国のEU離脱がもたらす経済的影響に関する分析について、EU残留を決定した場合の効果の評価は含まれないと説明。「われわれは、離脱がないという第3のシナリオの分析を行うつもりはない」と述べた。

中銀の分析の一部は、最新の銀行ストレステスト(健全性審査)の結果、および金融安定に関する検証結果とともに今月28日に公表される。


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