イラン、米国と交渉する意向ない 「脅しに屈せず」=ロウハニ大統領

[ドバイ/ロンドン 21日 ロイター] - イランのロウハニ大統領は21日、トランプ米大統領が前日にイランは「準備が整えば」米国に交渉を要請してくると述べたことに対し、イランには米国と交渉する意向はないと述べた。

トランプ大統領は前日、イランが中東での米国の国益に反する行為を試みれば、「大きな報い」を受けると警告。米政府がイランとの交渉を調整しているとの報道は誤りだとし、「イランが準備ができた時点で米国に交渉を要請してくる」と述べた。

国営イラン通信(IRNA)によると、ロウハニ大統領はこれについて「現時点では交渉に適した情勢にはなっておらず、イランの選択肢は抵抗のみとなっている」と述べた。

トランプ政権が強硬的な姿勢を示す一方で、イランとの戦争は望まないとの見解を示すなどまちまちなシグナルを送っていることについては、「イランに対し脅しをかけた直後に、イランとの戦争は望まないとのコメントを出さざるを得なくなっている。イランは脅しには屈しない」と述べた。

イランの通貨リアルは、米国の制裁再導入に対する懸念が重しとなり昨年は約60%下落。これによりインフレが高進し、国内では散発的なデモも発生している。

ロウハニ大統領は、イランは「経済戦争」に直面しているとの認識を表明。政府には経済を制御する一段の力が必要との考えを示した。


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