[ワシントン 12日 ロイター] - 米司法省が、トランプ大統領の元側近でロシア疑惑問題により有罪評決を受けたロジャー・ストーン被告の量刑軽減を要求したことを巡って12日、トランプ氏弾劾裁判に続く与野党の対立が激化した。

野党・民主党のペロシ下院議長らが政治介入だと反発して調査を求めたことに対し、与党・共和党はその必要はないと突っぱねた。

検察官側はストーン被告に7−9年の禁錮が相当との量刑意見を表明していたが、不当だとトランプ氏が主張すると、司法省が量刑意見の撤回を決定。このため4人の検察官全員が担当を辞めると述べ、うち1人は検察官を辞職し、政界に波紋が広がった。

ペロシ氏は「調査すべきだ」と断言し、他の民主党議員も、弾劾裁判で無罪評決を受けたトランプ氏が米政府内の「敵」を追い出そうとしていると非難した。民主党側はこの問題について、バー司法長官を3月末に予定される議会証言で追及するとした。

一方、共和党議員は、トランプ氏の政治介入で法の執行が歪められたとの見方を否定。弾劾裁判で同党からただひとり罷免に賛成したロムニー上院議員も「(トランプ氏の行動が)大きな影響を与えたかどうかは疑わしい」と語った。上院司法委員会のリンゼー委員長(共和党)も、量刑意見撤回で特別にバー氏の証言を求めるつもりはないと述べた。

トランプ氏は12日、司法省が量刑意見を撤回したことに関して、バー氏を賞賛するとともに、司法省当局者に謝意を示した。