[ロンドン 13日 ロイター] - 英国のジョンソン首相が13日、内閣改造を行い、ジャビド財務相を事実上更迭した。欧州連合(EU)を巡る方針を浸透させることを狙った人事刷新で、首相は自らの求心力を高めたい意向だ。

ジャビド氏の後任には、首相に近いリシ・スナク財務副大臣を昇格させる。

関係筋によると、ジョンソン首相は今回の内閣改造で、ジャビド氏の側近を解任し、首相の顧問に交代させるよう指示。ジャビド氏は「首相が示した条件は受け入れられなかったため、辞任するしか選択肢はないと考えた」と記者団に述べた。

首相報道官は、首相と財務相に諮問する経済チームを設置したと明かした。

後任のスナク氏はゴールドマン・サックスでの勤務経験がり、保守党内ではジョンソン氏のEU離脱後の方針に沿った政策運営を進めるとみられている。

財務相交代を受け、英ポンド<GBP=D3>は一時、約0.6%高の1.3045ドルに上昇。対ユーロ<EURGBP=D3>でも一時0.7%上げた。来月示される予算案がより拡張的になる道が開けたとの見方が強まった。

また、ジョンソン首相はスミス北アイルランド相を交代させたほか、ビリアーズ環境・食料・農村相も更迭。民間企業相はレッドソム氏に代わりシャーマ国際開発相を充てた。新たな国際開発相にはトレベリヤン防衛担当相を起用した。

ラーブ外相やパテル内務相などの主要閣僚は留任させた。

*内容を追加しました。