[ワシントン 24日 ロイター] - 米政府は24日、新型コロナウイルスの検査キットを生産するため「国防生産法」を適用するか否かを巡り、相反するシグナルを送り、混乱を招いた。

米連邦緊急事態管理庁(FEMA)のゲイナー長官はCNNに対し、6万個相当の検査キットを確保するため、同法の権限活用を決定したと発言。

一方、政権の新型コロナ対策責任者を務めるペンス副大統領は、FOXニュース主催のタウンホール会合で、同法の適用は必要になっていないと述べ、「米企業に要請すれば、常に彼らの答えは『イエス』だ。『ノー』という企業はない」と語った。

FEMAは24日夜の声明で、同法の権限を活用する必要はないと表明。「直前になって国防生産法を適用することなく、民間市場から検査キットを調達することができた」と説明した。

トランプ大統領は先週、同法を発動したが、必要になるまで適用は見送る方針を示していた。

1950年代の朝鮮戦争時に成立した同法は、軍、エネルギー、宇宙、国土安全保障に関連するプログラムを支援するため、民間企業に資源の供給加速や拡大を求める包括的な権限を大統領に与えている。