[ワシントン 6日 ロイター] - 米上院外交委員会のジム・リッシュ委員長など5人の共和党議員は6日、世界保健機関(WHO)を含む国際機関への拠出の見直しを求める法案を提出した。トランプ政権が新型コロナウイルス流行への対応を巡りWHOへの資金拠出を停止したことを受けた。

法案は、各国際機関について、使命をしっかりと果たし、米国の国益に資するかどうかを調べる作業部会の設置を求める内容。調査対象は38機関とし、WHO以外には世界銀行と欧州復興開発銀行のほか、アジア、アフリカ、米州、北米の各開発銀行、世界エイズ・結核・マラリア対策基金、複数の国連機関、赤十字国際委員会が含まれる。

トランプ氏は4月14日にWHOへの資金拠出停止を表明。新型コロナに関する中国の「偽情報」をWHOが助長したと主張し、WHOの見直しを開始する考えを示した。

WHOの当局者らは米国の主張を否定し、中国政府は透明性のある情報開示を行ってきたと反論している。

リッシュ委員長は声明で「新型コロナウイルス感染症拡大への対応でWHOが最近、問題のある行動を取ったため、米国の拠出について説明責任と監視を確立することが極めて重要」と強調した。

これとは別に、下院筋によると、下院外交委員会のエリオット・エンゲル委員長(民主党)は、同委員会によるWHOへの資金拠出停止の決定を巡る調査に関し、5月4日の期限までに資料を提出しなかったとして、ポンペオ国務長官に召喚状を出す可能性がある。