[ブリュッセル 8日 ロイター] - 欧州司法裁判所(ECJ)は8日、欧州連合(EU)機関による違法行為を判断できるのはECJだけだと強調し、ドイツ連邦憲法裁判所の動きをけん制した。

憲法裁は5日、欧州中央銀行(ECB)の量的緩和政策(QE)を一部違憲と判断した。ECJは声明で、直接的な言及は避けたものの「EU規則があまねく適用されるべく、ECJはEU機関による違法行為を判断する権限を有している」と確認。その上で「各加盟国の裁判所は他の国家当局と同様、EU規則を完全に遂行することが義務付けられている」と述べた。

こうした中、欧州委員会は8日、ドイツ憲法裁の判断が訴訟に発展するかとの質問に、憲法裁の判断を依然、精査中と表明。また欧州委のジェンティローニ委員(経済担当)は、ECBは独立した機関であり、憲法裁の判断がECBの金融政策に影響を及ぼすことはないという考えを示した。

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