[ワシントン 11日 ロイター] - 米連邦取引委員会(FTC)のシモンズ委員長は、ビデオ会議システムの米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ<ZM.O>のプライバシー管理に関する懸念に対応し、調査を進めていることを示唆した。

シモンズ氏は議員らとのビデオ会議で、マックナーニ下院議員がズームに対して抱いている懸念に言及。同議員などはズームに書簡を送り、登録および非登録利用者に関して同社が集めた情報や、クラウド上に保管される可能性があるズームの登録会員による録音データについて懸念を表明した。

シモンズ氏は、ズームの問題には直接触れず、苦情申し立てがあれば真剣に対応すると説明。

「苦情申し立ては誰からでも歓迎する」と表明。「特定の問題がメディアで取り上げられれば、われわれが既に調査に着手している、あるいはメディアが注目すれば、それを受けて今後調査すると思ってもらって結構だ」と述べた。

新型コロナウイルス感染拡大を受けた封鎖措置で多くの人が在宅での勤務や学習を強いられる中、ズームは利用者が急増している。ただ、「エンド・ツー・エンド」と呼ぶ暗号化を完全に採用していない実情を開示していなかったことなどを巡り、批判の目が向けられている。