[サンパウロ/ジュネーブ 29日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は29日、ブラジルは新型コロナウイルスの感染抑制で依然「大きな課題」に直面しているとし、連邦・州政府間の連携を強化するよう求めた。

ライアン氏は「ブラジルに対し、新型コロナとの闘いを続け、連邦・州レベルの取り組みをより体系的に結び付けるよう繰り返し求める」と述べた。

また「ブラジルは新型コロナの抑制に向けた包括的な対応に注力し、それを持続的に行う必要がある」と強調した。

ブラジルは米国に次いで感染者数が世界で2番目に多く、29日には新たに2万4052人の感染と692人の死亡を報告。死者は合計で5万8314人に達した。

ボルソナロ大統領は新型コロナをインフルエンザのようなものと呼び、死者の増加にも無関心な姿勢を示すなどしており、保健専門家から強い批判を受けている。

また、ブラジル保健省は29日、約430万回分の抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」を配布したと発表。同薬は新型コロナに対する効果を示す根拠が乏しいにもかかわらず、ボルソナロ大統領が繰り返し使用を主張している。