[ワシントン 8日 ロイター] - 世界銀行のマルパス総裁は8日、20カ国・地域(G20)は世界の最貧国に対し公式債務の返済停止を2021年まで延長すると同時に、最も大きな債務を抱える国に対する恒久的な債務減免を行う必要があるとの考えを示した。

マルパス総裁はG20債務会議で、債務返済を延期するだけでは新型コロナウイルス感染拡大前から高水準の債務を抱えていた国の問題解決にはつながらないと指摘。「現時点での債務返済だけでなく、将来的な債務返済を恒久的に削減する必要がある」とし、「最も大きな打撃を受けた国にとっては、体系的な債務減免のみが成長の再開に向けた唯一の道で、これにより長期的な貧困化の罠に陥ることを回避できる」と述べた。

このほか、融資を巡る透明性を向上させる必要があるとし、中国国家開発銀行(CDB)のような政策銀行も透明性の向上に参画する必要があると指摘。6月に公表された債務水準の銀行データベースで透明性の向上が図れるとの考えを示した。同データべースには9月に金利や償還期限などの融資条件などが追加され、拡充される。