[アテネ 4日 ロイター] - ギリシャでは1日当たりの新型コロナウイルス感染者数が4月下旬以来の高水準となり、同国の専門家が感染拡大のリスクへの警戒を怠らないよう警告した。

ギリシャでは過去10日間に感染者数が一貫して増加、4日に新たに確認された感染者数は121人で、4月22日以来最多となった。これにより、2月末の感染拡大開始以来の累計感染者数は4855人、累計死者数は209人となった。

ギリシャは3月半ばに初期のロックダウン(都市封鎖)を実施し、多くの欧州諸国で見られたような壊滅的状況は免れた。だが、最近の感染拡大を受け、当局は屋内でのマスク着用義務化などの措置を導入した。

政府諮問の専門家、ソティリス・ツィオドラス教授は、医療は逼迫していないとしながらも、注意を怠れば事態は制御不能になる可能性があると警告。「感染増加の可能性に備えて細心の注意を払う必要がある。状況は急速に制御不能となる可能性がある。あらゆる人の注意と注目が必要だ」と述べた。

さらに、無症状の感染者が多数いるほか、6月の国境閉鎖解除以降に見つかった感染があると指摘した。

過去2カ月は、より若い世代の感染者が確認される「明確な移行」が見られるとし、観光シーズンに入り、通常はより年齢の若い旅行者が検査を受けていることが一因の可能性があるとの見方を示した。