[ワシントン 6日 ロイター] - 米ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策チームの高官らは6日、ボストンやシカゴ、ワシントンDCなど国内の複数都市でコロナ陽性率が上昇していることに警鐘を鳴らし、急増防止に向けて感染抑制措置を維持するよう地元当局者に促した。

対策チームの一翼を担う国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は、「困難が前途に控えていることを示す前兆」とCNNで語った。

政府のコロナ対策調整官を務めるバークス氏は前日、州・地方当局との電話会議で、南部での感染状況については心強い兆候が見られるとしつつも、新たに主要都市で懸念すべき兆候が確認されているとの認識を示した。電話会議の内容は6日に明らかになった。

バークス氏は、ボルチモアやアトランタ、カンザスシティー、ポートランド、オマハ、カリフォルニア州セントラルバレーでの感染者は「極めて高い水準」にとどまっていると指摘。さらに、シカゴやボストン、デトロイトでコロナ検査の陽性率が小幅上昇していることを示すデータも確認されており、「対処する必要がある」と述べた。

ファウチ氏は「全ての人が一丸とならなければ、バークス氏が指摘したような複数都市での陽性率上昇は今後も続く」とし、大半の人が感染拡大防止に向けた措置を順守していても、一部の人たちがマスクを着用しない、もしくはソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)を維持しないことで、ウイルスの市内感染は継続する恐れがあると警告した。

米国の新型コロナ感染者数は累計約480万人、死者は15万7000人超。1日の死者は全米平均で約1000人に達している。