[ジュネーブ 6日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は6日、全ての人が新型コロナウイルス感染症ワクチンを利用することができるようになれば、世界経済はより早く回復するだろうと述べた。

オンラインのパネルディスカッションで、「ワクチンや他の措置の共有は世界の同時回復に資する。経済回復が早まり、新型コロナの被害が抑えられる可能性がある」と指摘。ワクチンの事前購入や効果的なワクチン開発を巡る競争に言及した上で、「ワクチンを巡る国家主義は良くない。われわれの助けにはならない」と語った。

WHOの緊急事態対応を統括するマイケル・ライアン氏は、ロシアのワクチンに関する質問に対し、いずれのワクチンもその安全性と有効性を確認するためには治験データが必要と言及。当局はワクチンを投与した被験者を意図的にウイルスに感染させる「ヒューマンチャレンジ」治験ではなく、従来の治験によってワクチンの有効性を証明すべきとした。

トランプ米大統領は同日、大統領選が行われる11月初旬までに新型コロナワクチンが実用化される可能性はあるという考えを示した。