[ジュネーブ 10日 ロイター] - ロイターの集計によると、世界の新型コロナウイルス感染者数が2000万人に迫る中、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は10日、コロナ対応に必要な資金と実際に確保された資金には「かなりの隔たり」があるとの認識を示した。

テドロス事務局長は、ワクチンの研究・開発加速に向けて創設された国際的な協力体制「ACTアクセラレーター」が効果を発揮できるかどうかは今後約3カ月が鍵を握るとした上で、ACTへの資金確保が重要と強調。必要な資金と実際に確保された資金には「世界的にかなりのギャップ」があり、WHOが供給できるのはわずか「10%」と述べた。

「ワクチンだけでも1000億ドル超が必要となる」とした上で、多額のように見えるが、「20カ国・地域(G20)が景気刺激策としてコミットしている10兆ドルに比べれば小規模だ」とした。

また、新型コロナ感染状況を巡り「希望の兆し」を確認しているとも述べた。

コロナ感染症はこれまでに世界210超の国と地域で報告され、世界全体の死者は73万人に迫っている。