[ワシントン 28日 ロイター] - 米国土安全保障省で2019年まで首席補佐官を務めたマイルズ・テイラー氏が28日、2018年に米紙ニューヨーク・タイムズに匿名の政府高官として寄稿し、トランプ米大統領を批判したのは自分だと名乗り出た。

同氏の寄稿は、トランプ氏を道徳心がなく、狭量で、無能だと痛烈に批判し、一時話題となった。同氏は記事の中で、名前は明かさず、トランプ政権内の「抵抗勢力」の一人としていたが、電子出版のプラットフォーム「Medium」で執筆者だと名乗り出た。

同氏は「トランプ氏の言動が大統領続投に値すべきか、われわれが決めなければならない。われわれは重大な決断に直面している。トランプ氏の今後に関するわれわれの選択は今後数年のわれわれの将来に影響する」とし、「トランプ氏は2期目を担うに値しない」と断じた。

テイラー氏は共和党員だが、民主党の大統領候補バイデン前副大統領への支持を表明している。

これに対し、トランプ氏は「匿名の著者は、かなり前に職を解かれて不満を抱いている名もない人間だった」とコメント。テイラー氏については「名前を聞いたことすらない」としたが、トランプ氏は8月に同氏を「ならず者」と呼んで批判している。

ホワイトハウスのマクナニー報道官は、テイラー氏を「うそつきで、行動するよりも匿名を選んだ臆病者」と批判した。

テイラー氏は以前からトランプ氏を公に批判しており、テイラー氏の寄稿であることはうわさされていた。