連日お伝えしている県が整備した、甲佐町の災害公営住宅の施工不良問題で、県がきょう会見を開きました。
担当者からは「寄り添う」という言葉が繰り返されましたが、全てをチェックするのは困難だったとしています。

「作る時も(被災者に)寄り添って作っているつもり。作ったあとは不具合についても寄り添って直している」(県住宅課 折田義浩課長)

県が、被災者に寄り添って整備したという甲佐町の災害公営住宅。
この団地は30戸がありますが、全ての軒裏で黒カビが発生しています。

また、2世帯では天井付近のクギがむき出しに。

この施工不良は入居者からの指摘で明らかになりましたが、県は事前に丁寧な確認を行わなかったのでしょうか。

「入居者の方は、日常生活しているのでご覧になったんだろうと思うが、基本的にパッと行ってパッと見上げてすぐわかるものではない」(県住宅課 折田課長)

県の担当者は「パッと行ってパッと見上げるので分からなかった」としました。

また、全世帯の靴箱は長さ25センチの靴でも扉が閉まりません。

これがその靴箱の図面です。

靴を置く板の長さが226ミリ。23センチもありません。

なぜ県は、確認しなかったのでしょうか。

「寸法を見たかもしれないけど(設計者に)指摘はしていない。ある程度設計者に任せている部分もあるので、全ての寸法をチェックするのは困難」(県住宅課 折田課長)