夏場の熱中症予防へ、環境省と気象庁では今年7月から新たな取組み「熱中症警戒アラート」(仮称)を始める。熱中症による死亡者数・救急搬送人数が年々増加の傾向にあることを受けたもので、熱中症発症のリスクが高い気象条件を予測した際に広く情報発信をする。

 現在、環境省は全国840カ所の暑さ指数(WBGT値)をウェブサイトで公表中。一方、気象庁では最高気温35℃以上が予想される際に関係機関へ高温注意情報を発信している。新たに検討する仕組みでは、両省庁の情報発信の良い点を生かし、熱中症への警戒と具体的な対策行動を国民一人ひとりに広く、適切な対応を呼びかけるのが狙い。

 今年4〜5月に検討会を開き、WBGT値を基にした警戒アラート(仮称)の発令基準を創設する。今夏に東京都・関東甲信越の8県で先行してアラートを試行する予定で、来年度から全国で本格実施する。