岡山・倉敷労働基準監督署は、管内の建設工事現場で死亡災害が相次いだことを受け、事業場に対する指導を強めている。今年6月、工事現場の足場、屋根から墜落する死亡災害で2人が死亡し、すでに年平均の死亡者数を超えている状況にある。

 同労基署では、建災防岡山県支部の分会や建設業協会など16団体へ要請文を送付。足場や路肩など高所からの墜落防止措置、車両系建設機械による災害防止対策などを記載したチェックリストを添付し、対策の確認を求めた。

 また、7月1〜7日の安全週間を中心に、建設工事現場に対するパトロールを行った。28現場47事業場中、30事業場(違反率63.8%)で労働安全衛生法令違反が見つかったという。主な違反は、元方事業者から関係請負人への指導不十分や、手すりなどの墜落防止措置未実施などで、改善を指導している。「小規模の工事現場で違反が目立っており、基本的な安全対策が不十分な状況にある」としている。