愛知・名古屋南労働基準監督署は、無資格者に玉掛け作業を行わせたとして設備工事業の㈱美崎工業(愛知県安城市)と玉掛け作業を行っていた同社作業員を労働安全衛生法第61条(就業制限)違反の疑いで書類送検した。落下した荷が下請けの労働者に激突し、頚椎を損傷する労働災害が発生している。

 労災は令和元年7月23日、同社に仕事を発注していた会社の工場内で発生した。同社作業員は、補助作業員と2人で荷重2.9トンの天井クレーンにスリングベルト4本を使用して荷を吊り上げ、移動させていた。移動中に荷がラックに引っ掛かり、スリングベルト4本のうち2本がクレーンのフックから外れて荷が落下。荷が激突した20代の下請け労働者は頚椎を損傷し、現在も治療を受けている。

 労働安全衛生法第61条では、資格を有する者以外がクレーンの玉掛け業務を行ってはならないとしているが、同社は無資格者に行わせていた疑い。

【令和2年8月20日送検】